ファイター。

お久しぶりです。

 

本日ようやく『蒼の彼方のフォーリズム』をクリアしたので早速レビューを書きたいと思います。

 

 

 

まず全ヒロインのルートを完走した感想ですが(ここ笑うとこですよ)、若いっていいなぁ…青春っていいなぁ…ということです。オッサンの思考ですねもう。

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フライングサーカスというスポーツを通じて成長していく登場人物というのが全てのルートで描かれていたので、何か一つでも打ち込んでいた物がある(部活など)人にはたまらなく心がアツくなるのではないでしょうか。

 

 

それではお待ちかね、各項目の採点コーナーです!ちなみに前回の点数が非常に甘過ぎたとぼくも思うところがあったので、今回からはやや辛めに行こうと思います。覚悟!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

シナリオ・・・★★★★☆(4点)

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シナリオは相変わらずの高評価です。そもそもぼくはシナリオを最重視してゲームをチョイスするので、ここで低評価を付けるということはまずないと思います。ない…よね……??

 

 

簡単なあらすじを言いますと、主人公の日向晶也くん(以下名前呼び)は少年時代にFC(フライングサーカス)の天才と呼ばれた選手だったのですが、ある日隣町から来たという少年とFCを一緒にやることになります。しかし初心者だというのに驚くスピードで上手くなり、今まで努力してきたものが否定されたような気になった日向くんは、FCを辞めてしまったのです。

まぁ、スポーツでよくありがちな「才能への嫉妬」というやつですね。

しかし高校生のある日、転校生の倉科明日香と出会い、心からFCを楽しんでいる姿を見た日向くんは、かつての恩師から「コーチという立場から、もう一度FCと向き合ってみたらどうだ」と提案を受け、それを承諾します。

 

ルートによっては、日向くんの過去のトラウマがテーマになってたりするシナリオもあり、そこを乗り越えようとする日向くんが見られるのも良かったです。

 

 

システムの話をしますと、こういう恋愛ゲームなどにありがちな日付でどんどんシナリオが進んでいくという訳ではなく、アニメのように「第1話」「第2話」と進んでいくので、シナリオでメリハリがしっかりと付けられており、途中で中断したい時などの目安になってくれたので、そこも良かったと思います。

 

 

 

シナリオの長さは、短いというわけではなかったのですが、共通ルートと個別ルートの長さの差がめちゃくちゃ大きく、それはそれはもう大きく、1人目はもちろん共通ルートも込みで見ると思いますが、正直2人目3人目と、共通ルートをまた見るということはないと思うので、1人クリアしてしまうと、あれよあれよという間に終わってしまうかも知れません。

 

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また、共通ルートも個別ルートにも「これFC関係あらへんやんけ!」となるルートが一つもなかったので、そこは評価できる点なのかなとは思いました。

 

 

しかし、どのルートにも日向くんが選手として復帰するシーンはあっても、実際にFCの試合に出るというシーンがなかったので、そこは少し残念なところですね。

せっかくトラウマを克服して前を向いて選手として復帰する!という描写がされていたのに、天才と謳われた日向くんの試合の描写がないというのは、寂しいところでしたね。

 

 

CG・グラフィック・・・★★★☆☆(3点)

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 空を飛べるという架空の世界なので、空の上でのシーンも多く、またスポーツなので、試合中の描写などは、非常に綺麗なCGが多いイメージがありました。

また、試合や練習は海の上で行われているので、海のCGも多かったですね。

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しかし、一度見たCGを見ることが出来るCGモードっていうのがあるんですけど、見られないCGがとても多いんですよね。

特に試合中のCGとか結構アツいシーンでのCGが見られないというのが非常に残念でしたね。

 

 

音楽・・・★★★☆☆(3点)

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 音楽も日常パートから、試合中やシリアスシーンまで、幻想的な音楽が多かったですね。特に試合中の音楽は、心躍る音楽だったのでぼくはとても好きですね。

 

しかし!!!!!!!!!!!!しかしですよ!!!!!!!!!!!!音楽を再生するサウンドモードがどこにも見当たらないんですよ!!!!!!!!!!!!これほんとダメぞ!

CGモードもそうですけど、音楽も繰り返し聴きたいシーンやボーカルソングとかが多かったので、とてもとてもそれはもう残念でしたね。

 

 

 

Hシーン・・・★★☆☆☆(2点)

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シナリオの評価が非常に高いあおかなですので、正直な話エッチシーンに関してはそこまで期待しない方がいいかと思います。

良くも悪くも「普通」なエッチシーンがほとんどでした。全てのシーンが学校(部室)か部屋の二択だったので、そこももう少しこだわってほしかったなぁと思いました。

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せっかく空を飛べるというファンタジー的要素を取り込んでいたので、エッチシーンもその世界でしかできないようなエッチをしてほしかったです。

 

 

ヒロイン・登場人物・・・★★★★★(5点)

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 ヒロインが素晴らしかったのは当然なのですが、サブキャラクターも個性的で、女の子も可愛いキャラが多かったので全員攻略させろ!と思いました。

 

前回ヒロインに順位をつけて紹介しましたが、女の子に順位をつけるのはいかがなものかと、それは女の子に対して失礼ではないかと非常にぼくは反省いたしまして、今回から順位をつけるのは辞めたいと思います。

 

それでは、ヒロインを紹介していきましょうか。今回はぼくが実際に攻略した順に書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

倉科 明日香(くらしな あすか)

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本作のメインヒロインの女の子です。天真爛漫で天然なのですが、FCの才能は群を抜いていて、ストーリーが始まった頃はFC初心者だったのが驚くべきスピードで上達していきます。

 

明日香ルートでは、本作で最も協力なライバルとなる『乾沙希』との戦いの模様が描かれていました。そのライバルに勝つために日向くんや他の部員たちで対策を練ったり、オーバーワークでぶっ倒れるまで練習したりと、まさに「青春」を象徴したようなストーリーになっていました。

また、日向くんの過去のトラウマを共に乗り越えていこうとする話も数多く見られたので、シナリオの出来はトップクラスに作り込まれていました。

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明日香はいかなる場面においても「空を飛ぶことが楽しい!」という気持ちを失わずにいることから、スポーツをやっていて何故こんなにしんどい練習ばかりやるのか。と葛藤している人に是非やってもらいたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

市ノ瀬 莉佳(いちのせ りか)

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4人のヒロインの中で、唯一他校の女の子です。そのためシナリオが限られてくるというか、正直に言うと影が薄かったと感じてしまいました。

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莉佳は真面目で礼儀の正しい後輩ちゃんという印象ですね。でもそこまでヒロインという魅力があまり無かったかなと、なんか良くも悪くも普通だったなぁという印象でしたね。

しかし、裏を返せばFCのことについて純粋に楽しめるルートになっていましたし、他のルートではあまり登場機会のない他校の生徒達も数多く登場するので、決して退屈なシナリオでは無かったことだけは言っておきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

有坂 真白(ありさか ましろ)

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ツンデレツインテール後輩です。共通ルートでは取っ付きにくい後輩なのが、ルートに乗った瞬間にびっくりするぐらいデレます。

 

え?こんな量産型の取って付けたようなキャラじゃ、全くもって萌えない?

ダメウーマン!

いい?こういうありがちなキャラだからこそ、萌えてくるものがあるっていつも言っているでしょ?

じゃあ、質問です。あなたは、親が作った晩御飯にハンバーグやカレーライスが出てきたら、手をつけずに食事を終えますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

やめない。食うの。

 

 

 

 

 

 

 

 

とんだ茶番にお付き合いいただきありがとうございます。

真白ちゃんはね、本当に可愛いです。ひたすら癒されます。いやもうね、ほーーーんとに可愛いのこの子。

量産型キャラかなんか知りませんが、ぼくはめちゃくちゃ好きですだって可愛いんだもん!

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真白はFCでも突出した才能はなく、他人へのコンプレックスが凄まじいのですが、明日香やみさきなど天才ばかりの部で必死についていって上達しようとするシナリオになっていました。

それよりも真白が可愛すぎてぼくはそんな話があまり入ってこないという沼にハマってしまいましたが、皆さんプレイする際は厳重に包囲網を張ることをオススメします。(一体何の包囲網なんですかね)

 

 

 

 

 

 

 

 

 鳶沢 みさき(とびさわ みさき)

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 みさきは勉強も運動も努力せずして何でもこなしてしまうまさに天才です。

しかし、天才すぎる故に明日香の努力をする才能という壁に直面し、挫折してしまいます。

明日香は純粋に楽しいからFCをやるというのに対し、みさきは勝つために努力をする。というスポーツのストイックな部分をストーリーでは重点的に置いていました。

 

明日香の他にもみさきよりも格上の選手はたくさん出てくるのですが、その選手達への才能の嫉妬であったり劣等感を抱く描写が多くなされており、まさにドロドロとしたシナリオになっていました。

明日香ルートが人間の『陽』所謂明るい部分を描いているのに対して、みさきルートでは人間の暗い部分にあたる『陰』の部分が描かれている印象でしたね。

実際性格も明日香と正反対だったので、上手いこと作られてるなぁと素直にぼくは感心しております。

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才能に嫉妬して挫折するというのは、日向くんとも全く一緒なので、そこも2人で乗り越えていくお話になっていました。

しかし、あまり言うとネタバレになってしまうので詳しくは言いませんが、日向くんがFCを辞めるきっかけになった原因もみさきルートでは明らかになっているので、そこも注目して見てもらいたいと思います。

 

 

 

 

 

 

ちなみにぼくはこの攻略順で間違いないと思っております。莉佳と真白は逆でもいいかもしれませんが、明日香かみさきは最初と最後にした方がいいかと思われます。

 

 

 

 

 

ファイター

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このタイトルにもチョイスした『ファイター』ですが、これには理由があります。

まずFCの戦い方には3種類ありまして、圧倒的なスピードでブイタッチを狙う「スピーダー」ドッグファイトで相手の背中タッチを狙い得点を稼ぐ「ファイター」両方の得点を試合展開によって狙う「オールラウンダー」です。

 

この中でなぜ「ファイター」にしたかというと、個人的に1番シナリオが面白かったみさきがファイターなのもありますが、この『蒼の彼方のフォーリズム』という作品にピッタリな歌を見つけてしまったのです。

それはぼくも普段アホみたいに聴いているBUMP OF CHICKENの『ファイター』という曲です。

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この曲は、漫画『三月のライオン』のために書き下ろされた曲なのですが、その主人公である桐山零くんと、日向くんとみさきが少し似ているんですよね。

なので必然的に歌詞にもあおかなにも連想できるワードや言い回しが多くなるんですよ。

例えば、2番のサビで「君がいるそれだけで 命の全部が輝く 凍りついた心にその鼓動が響き 火を灯す」という歌詞があるのですが、これまたみさきルートにピッタリなんですよね。

 

YouTubeの公式チャンネルの動画を貼っておくので、是非聴いてみてください。

https://www.youtube.com/watch?v=CiCWbfjf8Tw&feature=share

 

できればクリアした後に聴いてほしいですが、今すぐにでも聴きやがれ。(急に口が悪い)

 

 

 

 

 

まとめ

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全てのルートに共通していたのが、スポーツを通じて努力し、挫折し、また弱い自分を乗り越えて行く。ということでした。

全ヒロインのルートで退屈だと感じることなく、終始ドキドキしながら見られるというのは、非常に素晴らしいと思います。

また、サブキャラクターの設定にも凝っており、もっともっと掘り下げて欲しい!とまで思わせてくれるキャラばかりでした。

 

架空のスポーツなのにルールもきちんとしており、また戦術もしっかりとしていたので、そこは凄いなと素直に感心しました。

そして、動きの激しいスポーツにおいて、静止画であるCGのみで躍動感であったりを演出するのは、非常に難しいと思うのですが、なんの違和感もなくむしろ試合展開が鮮明にわかったので、演出が上手いなというのを感じましたね。

 

冒頭でも言いましたが、スポーツ経験者の方には是非ともプレイしていただきたいと思います。

忘れていた何かを、思い出すかも知れませんよ?(何かって何やねん)

 

 

 

それでは皆様ごきげんよう

色々とやらねばならないゲームが溜まっているので、新しいエロゲレビューはまた先になると思いますので、待っていてください。

 

また上げるようなことがありましたら、「あ、こいつまたエロゲやってんな。」ぐらいの気持ちでどうか温かく見守ってあげてください。

 

 

 

 

 

それでは最後に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みさきのエッチシーンは最高に興奮したよな!?

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

はい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おわり